通勤0秒ですぐに仕事が開始できるテレワーク。
人に話しかけられることもなく仕事に集中できます。
でも、集中しすぎて座りっぱなし、ふと気が付くと、もうお昼。
立とうとしたら身体がガチガチに固まっていた、なんてことありませんか。
これって、椅子やクッションでラクになるのでしょうか?
テレワークでできる腰痛対策って何がある?
長い時間同じ姿勢でいると、筋肉がずっと緊張した状態になり疲れてきます。
はじめは正しい姿勢でいても、疲れると、前のめりになったり、背もたれにもたれかかるような姿勢になったり、正しい姿勢が維持できず、腰に負担がかかってしまうのです。
座るときは、立っているときのように骨盤を垂直に保つことを意識しましょう。
時々仕事の手を止めて、ストレッチすることをおすすめします。
座ったままでも、身体を左右にまわすなど簡単なストレッチはできますし、家なら床でヨガの猫のポーズなどもできますね。
気分転換に、昼休みに軽く散歩するのもいいでしょう。
ことさらに何かするのは面倒という人は、洗濯物を干す、雑巾がけをするなど、家事の動作も筋伸ばしを意識しながらやると、ストレッチ効果が期待できます。
テレワーク腰痛の人に椅子って関係ある?
どんなに機能が優れた椅子でも、身体に合っていなければ、その機能は十分に発揮されません。
椅子を選ぶとき、高さが自分に合っているかが重要です。
まず背筋を伸ばして、深く腰掛けてみます。
膝の角度が概ね90度程度で、足の裏がきちんと床につくのがよいとされています。
椅子の座面の高さは、床から37~43cm程度がよいとされています。
背もたれや肘掛けもあるといいですね。
机の高さは60~72cm程度がよいでしょう。
足裏が床にきちんとつかない場合は、足台などで調節するようにしましょう。
堅い椅子に座っているとお尻が痛くなることがありますね。
体圧分散といって座面を柔らかくすると圧力は分散します。
しかし、柔らかすぎると姿勢が保持できないので、適度な柔らかさが必要です。
人間の背骨はS字型の形状をしています。でも、長時間座っているとS字が崩れてしまいがち。
背骨をサポートしてくれる背もたれと、腰をサポートするランバーサポート機能が装備されている椅子がよいでしょう。
テレワーク腰痛の人にクッションって関係ある?
自分にあった椅子を買えば腰痛は防げるかもしれません。
でも高価だったり、置くスペースがなかったり、とりあえず今ある椅子を使うしかないという人もいますよね。
そんなときは腰痛クッションで対策してみませんか。
正しい座り方をしようと意識しても、長時間それを維持するのは難しいもの。
腰痛クッションは正しい姿勢をキープできるようサポートする機能を持っています。
座布団タイプのクッションは、ゲルクッションや低反発のウレタン素材のものがあり、体圧を分散して、お尻が痛くなるのを防いでくれます。
背もたれがついたタイプは正しい姿勢をキープできるよう腰全体をサポートしてくれます。
クッションの堅さについては好みがありますし、身体の状態によって合う合わないがありますので、できれば実際に座って選んだ方がよいでしょう。
この記事のまとめ
- 正しい姿勢で座りましょう。骨盤はまっすぐ、膝は90度、足の裏はきちんと床に。
- 時々席を立ってストレッチしましょう。
- 高さを確認して、身体に合った椅子を選びましょう。
- クッションをプラスして快適に。
職場で打ち合わせしようと同僚の席に行ったら、おしりと背中をサポートするようなクッションが置いてありました。
もともと腰痛持ちだったのが、テレワークのせいか、さらに症状がひどくなったので購入したそう。
腰は身体のかなめといいます。
腰が不調だと、首や肩も凝って気分まで沈んでしまいそう。
正しい姿勢をキープして、健康も維持したいものですね。